「ソー・アム・アイ」

歌詞和訳


 

地下室一杯の騒音

作詞 杉山栽一・ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一


おい、聞けよ。首なんか振ってんじゃないよ。

お高く留まっているんじゃなくて、試して見ろよ。

何がいいのか見せてやるよ。

心を開けば音楽が自由を与えてくれる。


お前は高いところはダメだ。クラクラするんだろう。

家に閉じこもって、忙しい振りをしたりするなよ。

気持ちを開いて心配事なんか捨ててしまえよ。

イージーに行けよ。2倍楽しめるぜ。


俺達には地下室一杯の騒音と、ハート一杯のソウルがある。

一緒にやろうぜ。年なんか関係ない。

地球が揺れるのを足から感じたかったら、

出遭った連中皆引き連れて、祝いに来いよ。



心配に眉をひそめるなんて止めておけよ。

偉そうなこと言っているんじゃない。明日はもうここに来ているんだ。

優しいところを見せてみろよ。一緒に踊ろう。

無くすものなんて正気だけだよ。


俺達には地下室一杯の騒音と、ハート一杯のソウルがある。

一緒にやろうぜ。年なんか関係ない。

地球が揺れるのを足から感じたかったら、

出遭った連中皆引き連れて、祝いに来いよ。




学生スーザン

作詞 ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



深夜営業のコーヒー屋にいたブロンドの娘

すぐそこにいたけど、とても遠く感じた

自分が彼女の名を呼んでいるのが聞こえた。

同じ気持ちでいてくれたらどんなに良かったろう。

冬の夜、学生のスーザンが、そこに座って僕の人生のスケッチを書いてくれた。


昔知っていた女の子のことを話してもいいかな。

たしか僕が17歳の頃のことだった。

よその町での話さ。

東京がリバプールだった。

そう、君には判るだろう?

家を離れていると想像も駆け巡るよ。



彼女は新しいタイプの娘。

この世を変えた奴等の恋人。

君はいつまでもクールだよ。

僕にもっと時間があったらいいのに。


夏の日に優雅に育った君。

何枚もしまってあった油絵。


君が呼んでくれた時、何時間もがあっという間に過ぎた。

次の日、この硬貨でできた仮面を被った街に、君はもういなかった。


昔知っていた女の子のことを話してもいいかな。

たしか僕が17歳の頃のことだった。

よその町での話さ。

東京がリバプールだった。

そう、君には判るだろう?

家を離れていると想像も駆け巡るよ。



君は単なる思い出なんかじゃない。

ファンの幻想でもない。

君は僕の心に永遠にいる。

僕とずっと一緒にいてくれたなら…。


君の花は枯れることなんかない。

永遠に続く展覧会。


部屋がグルグル回った。

溺れそうな気がした。

じゃれあっていたら君は笑い出したよ。

「ミッドナイト・イン・モスクワ」のように、暖かい雪のなかをスキップして…。

色のあせた60年代の写真。


昔知っていた女の子のことを話してもいいかな。

たしか僕が17歳の頃のことだった。

よその町での話さ。

東京がリバプールだった。

そう、君には判るだろう?

家を離れていると想像も駆け巡るよ。





イナフ

作詞 杉山栽一・杉山宗之・ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



空飛ぶ車があったらいい。街への道は遠すぎる。

雑踏の只中へ向かっている。生活を守らなくっちゃ。

でも時計なんか置き去りたい。この世界忘れてしまいたいよ。


朝のラジオでは可愛い女の子が「もっとよこせよ」と突っ張った口。

運転の喧嘩は赤信号を突き抜ける。皆タフだから僕も割り込んでかないと。



そして僕は冬が終わるのを待っている。僕の愛が助けを求めて逃げ出すのを引き止めながら。

彼女の電話番号を何回もかけながら。どこにも辿り着かず、ただ沈んで行くだけ。


いつか陽が上がるのを、星が輝くのを、君が「ハロー」って旗を振ってくれるのを夢見ながら、ずっと長い間、長すぎる間。

毎日、朝から晩に辿り着けるようにがんばっているけど、君が何て言おうと、もう道は無いのかも知れない。もう沢山だよ。





ミドル・オブ・ザ・ナイト

作詞 ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



旅から帰って、メローにゆっくりと過そうとしてるんだ。

音楽が魂を癒してくれる。

長い間、不味くて油っこいものばっかり食ってた。

寒々とした外から家に辿り着いた。


ストレスにもうつぶされそう。

彼女は「私を信じて、錆びを拭って」と言う。


夜の只中に、彼女は僕を癒してくれた。

光に導いてくれたんだ、夜の只中に。



人生は厳しいもの、岩とか落とし穴がごろごろしていると思っていた。

外れクジばかり引いても、大物と互角に渡り合えると示そうと。

でも、君の眼を見たときには怖くなったよ。


愛が空から降ってくる、周りを取り巻かれて、動悸が早まる。

溺れる様に、君の腕に溶けて行く。これだったんだ。


夜の只中に、彼女は僕を癒してくれた。

光に導いてくれたんだ、夜の只中に。




ザ・バンド・プレイド・オン

作詞 杉山栽一・ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



彼女が昔歌っていた歌を聞かせてくれないか?もう遠くなってしまったあの日を思い出させてくれるから。

どうしてこんなことになってしまったんだろう?君は何てことをしてくれたんだ?

こんなに長い間かかって築きあげてきたもの、一日ですべてがなくなってしまった。


彼は炎の雲の間から彼女の光が差すのを見た。

そして噴煙の塔から彼女の手を取り、彼は飛んだ。


そして男達(バンド)は戦い(プレー)を続けた。

暗闇の中で、夜明けまで。

男達(バンド)は戦い(プレー)を続けた。

朝まで、夜が終わるまで。



ある朝、目覚めるとそこは悪夢だった。

ハートが石に固まってしまった。何ができるというんだ?

人々の目の涙は真実を語っていた。

世界が目の前で二つ割れていくのを僕は眺めていた。


激しい濁流のなか彼女は愛の亡霊の声を聞いた。

明るい青い空に向かって手を差し伸べて、彼女は白い鳩のように翼を広げた。


そして男達(バンド)は戦い(プレー)を続けた。

暗闇の中で、夜明けまで。

男達(バンド)は戦い(プレー)を続けた。

朝まで、夜が終わるまで。





オールド・サムライ

作詞 杉山栽一・ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



雪の中、堀端を、一人歩く古侍。

一人座り、夜明けを見つめる。その眼は君が探ろうとしても何も語らない。

焼けるような暑さの中、激しい嵐の中、侍は微動もしなかった。僕も真似をした。

ため息をつく姿も、涙をする姿も見せず、刀の道に生きた古侍。


百年前の侍だけど、まだこの心に住んでいる。

その強い血は僕に語りかけてくる。「帰って来い。勝ち負けなんてないんだ。」と。



花が雨のように降るなか、座って男らしく飲んでいたあの古侍。

刀の道は遠く過ぎたものになってしまったけれど、背を伸ばして誇り高く立っていた。

黄金の畑、微笑む民、豊かな年月があった。

彼の男達。戦いの仲間。最後まで守り通した、あの古侍。


百年前の侍だけど、まだこの心に住んでいる。

その強い血は僕に語りかけてくる。「帰って来い。勝ち負けなんてないんだ。」と。



今は、真夜中の太陽の下、ひとり堀端を歩く古侍。涙など見せない。

あなたはもう行ってしまったけれど、でもまだここにいる。僕は明け方に話しかける。

そう、夜中にふと淋しくなるよ。古侍。






輝くスター(シャイニング・サイレン

作詞 ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



人は幸せは長続きしないという。

この世は移り変わりが激しすぎる。

城が崩れるのを見てごらん。

明るい街が洪水に沈み溺れるのを。

望みは飛ぶうちに墜落する。

沢山の眼から涙が絶えない。

未来は空腹の寓話の様。

そしてテーブルの上にはもう明日が残されていない。

そして僕の愛もブルースに変わってしまう。君無しでは。



あの男はキャデラックを燃やすほど持っている。

会社を100も持っている。

男は運命に時間を与えない。

押さえつけて「俺のものだ。」とシャウトしなければ気が済まない。

幻想はわずかの間空を舞い、

そして何処に消えたのか誰も知らない。

過去は錆びた約束に満ちている。

BMWそしてメルセデス。

そして僕の愛もブルースに変わってしまう。君無しでは。



輝くスター、灯を小さく燈し待っている。

輝くスター、僕は君の炎に見せられた蛾。

輝くスター、君は河の流れを満たす。

輝くスター、僕は君の名を呼ぶ。



この世界は宇宙に漂っている。

自分の場所を見出すものは少ない。

どの神を奉れば良いのか分からず、

異常な聖典を片っ端から読んでいる。

狂信者は互いの悟りをけなし合い、

寺院は狂った踊り子で満ちている。

そして僕の愛もブルースに変わってしまう。君無しでは。





かもめ

作詞 ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



戦争は終わったよ、孤独な鴎。

世界はまた君のもの。

海はもう穏やか、脅威は何もない。

炎の船々は去っていった。


昔よく君のことを眺めたものさ、孤独な鴎。

時にはそうして痛みを癒した。

身を置ける場所を奪い合うこの競争の轟音、

そのはるか上に舞い上がることができたら。


孤独な鳥、果ての無い探求

大空のどこかに

昔の君や僕のように

誰かが聞く耳を持ってくれるのを待っている


時は永遠のもの、孤独な鴎。

塩水の雨の中、ただ探し続ける。

もう帰れないかもしれない、橋は焼け落ちた。

海はもう穏やか、脅威は何もない。


孤独な鳥、果ての無い探求

大空のどこかに

昔の君や僕のように

誰かが聞く耳を持ってくれるのを待っている


嵐は沈黙そのもの、孤独な鴎。

時は鎖を解かれ自由になる。

都市の怒りは静けさ、暴動はもう起こらない。

昔は遊園地がここにあった。

歌はもう聞こえない。




小町

作詞 杉山栽一・ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



京都の町、夕風の中、小町をのせた力車が走る。

彼女は恋人が何をするのか戸惑っている。彼は今夜発つのだ。

川岸のしだれ柳を掠めて行く。

藤の花の香りが宵の空気を染める、灯燈し頃。


風は西に吹く?それとも東?

彼は小町を連れ去るのだろうか?

風は西に吹く?それとも東?

彼は小町を連れ去るのだろうか?


小町の恋人は青い海の目をした異国の人。

彼は彼女が知らなかった優しさを与えて、小町を嬉し泣きさせた。

車輪の音が止まる。彼女は周りを見渡す。

港の騒音と香りが彼女の心を締め付ける。そして汽笛が鳴る。


風は西に吹く?それとも東?

彼は小町を連れ去るのだろうか?

風は西に吹く?それとも東?

彼は小町を連れ去るのだろうか?


小町の恋人の船は昨日港を出ていた。

彼は小町にトランク一杯の金貨を残していった。

小町はそれを波間に投げ捨てる。


風は西に吹いた。東に吹いた。

彼は小町を連れていかなかった。

風は西に吹いた。東に吹いた。

小町はもう一日も生きられない。


風は西に吹いた。東に吹いた。

彼は小町を連れていかなかった。

風は西に吹いた。東に吹いた。

小町はもう一日も生きられない。





僕は振り向かない(アイ・ネヴァー・ターン

作詞 ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



夜には千の顔がある。そのすべてに君を見る。

暗闇には千の危険が。一足ごとに君が聞こえる。

時には君は笑う未知の人。まだ君を見つけていない。


そして僕は振り向かない。

火傷をしたくないから。


この道には千の分岐点がある。君はその果ての何処かにいるかもしれない。

ハートは失われたチャンスと埋もれている。砂漠の風が君の髪をなびかせる。

毎日千の迂回がある。必要な道には行くことが出来ない。

いつか僕は君のものになるかもしれない。それが唯一の自由になる道かも。


でも僕は振り向かない。

火傷をしたくないから。



誰かこの痛みを壊す道を教えて下さい。

誰かどこか雨の降らないところの家を売ってください。時々でも良いから。



暗闇は千の指を持つ。それは君の魂の奥底まで入ってくる。

自制のできないシンガーはもう聞いていられない。

埃は千年の年を取り、厳しい時代に引き裂かれた。

怯える民は籠に閉じこもり、なにも始めることができない。


そして僕は振り向かない。

火傷をしたくないから。





そこに君がいる

作詞 杉山栽一・ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



僕の汽車は闇夜の中、この汚れた町を抜けていく。

君の事を、過ぎた夏の約束を、僕は考える。


今は昔、君の日差しを浴びて戯れた。

君を良く知るようになった、そして別れが来て、冬が訪れた。


震える中、僕には分かる

闇の終わりが近いことを


朝になれば僕は君のもとに。

旅の終わり、夜が明ける。そこに君がいる。



霧の中を這いずりながら

やすらぎを探している。

君の光が僕の道を照らす日を待っている。


雨に混じり、僕にはわかる

僕を呼ぶ君の声が


朝になれば僕は君のもとに。

旅の終わり、夜が明ける。そこに君がいる。




スウィート・ドリームス(ゆめの国)

作詞 杉山栽一・ピート・ブラウン

訳詞 杉山栽一



ずっと長い間、何年も

星の光がとどくのをまっていた。

これからの道のりには宝物がたくさん、

ここからはいっしょの旅。君に祝福あれ。


お日さまは家に帰って、星たちが光りはじめたね。

君のほっぺたは雲をさわるよう。

君のやわらかな寝息が聞こえる。

君の月の船は、帆を上げて進んで行く。


もし夜中に目が覚めて、君の夢がこわれてしまったら

お父さんが直してあげよう。

だから朝まで安心しておやすみ、夜明けの小鳥たちが歌いはじめるまで

この雨も、もうすぐやむからね。



夏の陽ざしの中、小川を舟で下っていこう。

君の眼の輝くクリスマスには、どのおもちゃにしようか。

一緒に過ごせる時間は、世界で一番のもの。

君の産声を聞いた時に、人生が変わった。


もし夜中に目が覚めて、君の夢がこわれてしまったら

お父さんが直してあげよう。

だから朝まで安心しておやすみ、夜明けの小鳥たちが歌いはじめるまで

この雨も、もうすぐやむからね。



いつか君も、うっとうしく思う日が来るだろう。

お父さんは邪魔、どこかに行って欲しい、って。

君の独り立ちの時がくるのは、お父さんにも大きな喜びになる。

その後もずっと見守ろう。


もし夜中に目が覚めて、君の夢がこわれてしまったら

お父さんが直してあげよう。

だから朝まで安心しておやすみ、夜明けの小鳥たちが歌いはじめるまで

この雨も、もうすぐやむからね。




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